Top > 資料集 > 平成22年2月3日 全員協議会町長冒頭挨拶 説明
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2月1日 約束の融資が入らなかった後の
全員協議会冒頭で、町長が始めて議員に説明した内容です。

町長

皆さん、おはようございます。
本日は、全員協議会ということで開催していただきまして、ありがとうございます。
今日の新聞にも出ておりますように、この説明をきちんとしようということで、
議会の方でもお話しましたとおり2月1日が一つの基準でありました。
2月1日まで御船竹資源のほうが一生懸命資金を調達しようということで、今現在も、まだ頑張っておられます。

なぜ2月1日かといいますと、農政局のほうが計画を変更するに当たって逆算しますと、
どうしても2月1日までに御船竹資源のほうに13億入っていないと担保が取れていないじゃないかと。
つまり、自己資金がないで発注したらまずい、
また、決裁が下りないということが事前にあっておりましたので、
一つの基準は2月1日ということで一生懸命、御船竹資源の方も頑張っておられました。
2月1日を待って、その時点でも入らなかったということで、昨日、役員会を開きまして、
その前に1月の27日に関係者全部で8名呼びまし て打ち合わせ会を行っております。
そこで、今後のSPCの体制づくりということで話し合いがなされまして、
そして資金についても2月1日までに頑張ろうということで申し合わせが行われたところです。

といいますのが、議会でもお話しましたとおり、
今のSPCでは、やはり金融機関関係なかなか承諾をしてもらえないということで、非常にこれは困ったなと。
私としても、バイオマスにも兼ねておりますし、元々この事業のスタートというのは8年前に遡ります。
議員の中でもご存じの方はいらっしやるかと思いますけども、前町長時代に竹の事業をとにかく進めたいということがありまして、
そして私のマニフェストにも掲げたということで、当然ながらそれを実行するにはバイオマスタウン構想を掲げて、
そして事業化までいこうということで頑張って今日まできております。

諸々の事情は後でお話しますけども、そういうことで一生懸命やったのも事実ですけども、2月1日にも間に合わなかった。
しかし、農政局としてもかかわった関係もあって、できるならやってほしいという気持ちもあったようです。
ただ、さっき言ったように担保がないということは理屈がたちませんので致し方ないのかなということで、
役員会の中でも、この事業、足かけ8年やってこられた方の思い、
そして、この事業に対して平成19年ぐらいから一生懸命やってきたと、もう一歩まできていると。
ということは、交付金事業ができなくても民間ベースでやろうということで皆さんの意思は固いです。

なぜかといいますと、これまで払ってきた代償からして、それまででも仕上げる必要があるというようなことがありまして、
町としても議会でお話しましたように、この事業というのは町民の方、所有者の了解が必要です。
また、その仕組みをつくるということで行政が入らないとどうしても動かないということからして、
町が資本を投じてやろうということで話を私自身が決めまして、そして、お諮りして可決をいただいたということで今に至っております。

少し残念なのが、議会基本条例をつくられる中で、なぜ通年議会をしたのかと。
つまり、月1回ペースの全員協議会並びに常任委員会を月1回ペースで行うということは、
いろんな情報を全議員に同時にお渡しして、そこで議論をしていただいて必要ならば議会にかけると。
そういう仕組みができないかということで、議会基本条例はなっているかと思います。
ですから、私の本意としましては、2月1日までに御船竹資源が一生懸命頑張られて、
その結果を踏まえて、さらに関係者で打ち合わせ会を行って、その結果を踏まえて
今日みたいに全員協議会でお話をして、ご意見をいただいてやっていこうということで思ってたわけです。

ところが、1月の30日、31日、何か急に降って湧いたように、どうなったのかいというような感じでですね。
おまけに、1月31日には文書を配布されたということで非常に戸惑っております。

なぜかといいますと、この事業というのはレールがあって、レールに乗れば自動的にできるような事業ではありません。
ご存じのとおり関係者が多い、相手方もある。
そして、後で詳しく話しますけども、融資が投資に変わったのは、
当然ながらその財団のほうから融資じゃまずいんじやないかということで会議があって、投資にしようということで文書はきました。

ところが、残念なことに13億という金は一度に送付できないというのもあります。
というのが、詳しいことはわかりませんけども、10億円以上あるいは5億円以上動かす場合には
国の関係機関の承諾がいるということで2月1日までには間に合わないと。
向こうのほうからきた文書におきましては、2月、3月、5月ですね。
3回に分けて、5億、3億、5億とくる形で投資ですね。投資といいますと、
これが私がちょっと議会で質問に対して答えた関係もあって少し説明不足だったのが、
OO産業OO社長が、その金を財団法人から受けて、それをもって資本を投入して入ってくるという形なわけですね。
ところが、その財団法人から直接御船竹資源に入るみたいな表現になった関係で
心配された部分もあるかと思いますけども、本来はそういう形です。

それから、一番危惧された融資というのは、当然ながら融資を受ければ失敗したときには返す必要があると。
これは、もう当然ですね。
これは、もう議会で答弁したとおり、そうならないのが一番いいんですけども、
なった場合には責任を伴うということでお答えをしていると思います。
それで、可決をしていただいたと。
ただし、その議会にかけるまでの情報と、その後の情報というのは若干変わることがあります、相手方もおられるからですね。
そこで、融資よりも投資にしてくださいということで今の話につながっていくわけですね。

ところが、残念なことに2月1日までには間に合わないと。
こうなりますと、国の交付金事業が受けられなくなるということで、それはそれとして持っておきながら、
ほかに投資をされるところがないかということで、あらゆるところで御船竹資源の方、頑張っていらっしやいます。
実は、まだ今も頑張っておられるわけですよ。
どうにかできないかということで。
そして、例えば今日午前中に、それがある程度目途がついたら、その足で農政局にお願いに行くというのも一つ選択肢としてあります。
昨日行きまして、もうほとんど中止に近いですと。
ただ、少しだけ可能性がありますということは言っています。

勘違いしてほしくないのは、この事業はまだ町は入っておりません。
御船竹資源が事業主体でやっているということですので、竹資源から中止をするという文書がこないと、
町が一方的にこれをやめなさいとか進めなさいというのはできないようになっております。
当然ながら、補助金も竹資源からあがってきて、
町が国に申請して補助金をいただいて、それをトンネルでまた竹資源に流すという形なんですよ。

議会でもお話ししましたように、非常にこの計画主体という名前はいいけども責任の分野が非常にわかりにくいと。
議会でもありましたように、じゃあ失敗したときどうするのかと。
じゃあ補助金を返さにやいかんですねと、国費だからですね。
しかし、竹資源には請求しますよということになるわけですね、事務の流れからしますと。
それが、今もあるわけです。
その中で、今のままではやはり信用度合いと、それから町民への説明とか含めたときに
町が資本を投入しないと、これは動かないなと私が判断したわけです。
それで、皆さん方に全員協議会で説明をして、そして議会で諮って承認をいただいたということになります。

ですから、今現時点でも正式な文書はきておりません。
その文書がきた時点で、国にまた報告をすると。それを踏まえて国のほうも、聞きますと
処理は20日以内に補助金返還という形になります。ですから、私の思いとしては補助金を3億円返しますね。
当然ながら3億円をいただくとですね。
竹資源から3億円いただいて3億円出すという歳入歳出のバランスが合うような形にもっていきたいというふうに思っております。
そのためには、今の御船竹資源が民間でもやるということを確認しないと3億円はどっから持ってくるのかという話になりますので、
これは23億円かけてもやるということで関係者は決心が固いということですので、
だったら補助金も当然確保してくださいという形になります。

この事業が、先ほど栗原議員の話にもちょうど出ましたけども、あんまり先走りすると何のためかわからなくなるわけですね。
ですから、私の思いとしては、先ほど言いましたように2月1日を待って手順を踏んで、
全員協議会にかけて、そして町民に落とすという流れをしないと、一遍出すと、恐らく町民もそれから関係者も、
何やこらという形になるわけですね。逆に心配するのは、御船竹資源の方が一生懸命されている。
もし、これが原因で事業がストップするようになれば、言い方は悪いですけど別の問題に発生してくると思います。

栗原議員のほうに、御船竹資源の代表の方も、
それからOO産業の社長もお会いしたいということでつないでくれということで言われています。
それは、あの文書について確認をしたいと。
例えば、竹資源からすると出口の問題で、きちんと調査をされてああいうふうに書かれたんですかと。
私たちの調査としては違いますと。そこは、きちんと説明させてください。
それから、もう一つはOO産業、問題の聖徳太子会、それから根木さん。
これも、ちょっと座って説明していいですかね。

栗原議員たちの調査されたのも、ある意味じゃ事実と思うんですよ、ある意味じゃですね。
ところが、非常にこの情報というのは注意しないと、私たちだってそうじゃないですか。
また聞きというのは、非常に半分正解で半分はクエスチョンですよね。言い方、聞き方もあります。
文科省の人が聞かれたのも事実と思うんですよ。
この文書に書いてありますように、根木東洋なる人物は知らないということですね。
それから、財団法人と関係ないみたいな感じですけど、私たちの調査によると関係あります。
そして、OOさん(登記簿上の代表の方)のほうに確認したら、
これもある人を通じて確認したんですけども、今は役員ではありませんというふうに答えたと。
役員ではありませんという答えと知りませんじや意味が違うんですね。
と、いうことなんですよ。

それから、現在文書を送っておりますけども、会長職というのは登記簿には載りません。
代表理事ということで、そのOOさんが載っておられると。
会長はなされていますということですね。
それは、OO社長が今度来られたときに説明をされると思います。
ですから、私もその松原社長から聞いたことですので私の言ったのが100%正解かというと、
それもクエスチョンの部分はあると思うんですけど、そういうふうに聞いています。
ですから、栗原議員たちが調べられたのも、ある意味では正解と思うんですよ。
文科省の人が調べられたりですね。
でも、私たちが調べたのも正解。
でも、真実は一つしかないわけですね。

問題は、こういう全員協議会で、きちんとああだこうだ言ってするならいいけど、
その事実の確認もしない中で文書で配布されたというのが、
私は非常に危険でちょっとまずかったんじゃないかなと思って、私も心配しています。
といいますのが、先ほど言いましたように、これは御船竹資源が事業主体ですので私たちはバックアップすると。
まだ、予算の執行も何もしてないわけですよ。
それ、なぜしてないかというと確約でしょう。町が入るならばOOというところも入りますとですね。
OOが入るから町も入りますという結局同時作業になるわけですよ。
じゃないと、片一方だけ入れて片一方が入らんと、おかしかわけですね。
その辺のところをきちんと手順を踏んでやろうということですので、
それがまだできていないということになりますと御船竹資源並びに、
根木会長さんも何でおれがこやん言われないかんとやというですね。

正直言うて、ここは説明不足があるのはOO産業のOO社長に最初は融資と、それが投資に変わったわけですね。
OO社長に投資されているわけですね。OO社長は、それをもって竹資源に非常に興味を持たれて、やりましょうと。
3,000万円、資本金を投入して投資を持ってきましょうという話なんですね。
ここが、ちょっと説明不足で勘違いがあったかもしれませんけども、民間でなる場合も、この投資のほうをやっていこうと。
これは、議員たちが質問されたところも参考にしているわけですよ。

当然、町が第三セクターでなるということですけども、できるなら負担をあんまり背負わないほうがいいですよね。
ですから、融資よりも投資がいいのかなと。
ですから、そうやって投資、この事業はいいというように認めていただければ入っていただいたほうが負担が少ない。
ただし、町が入らないと、これは企業誘致型じやないんですよ。
企業誘致型というのは、企業だけですればいいけど、この竹の事業というのは伐採搬出が一番の課題です。
町が入って説明したりしないと動かないというような非常に高度なことなんですけども、
そういうことで、この事業については、私が最初から言ってますとおり一人一役、
みんなが協力してやらないと事業は成立しませんということですので、行ったり来たりしましたけども、それが現実です。

以上です。

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